心もおなかも満たされる、美術館カフェの旅
2013年11月7日
※ この記事は以下の特集取材時のWeb加筆版になります。
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さてさて今回、東京都にある美術館のカフェ・レストランにお邪魔をしてきた編集Uですが、感じたのはやはり、「日常にはない空間でくつろぐって最高!」ということでした。
美術館に入ると分かる凛とした空気、磨かれた床に響く足音、ゆったりと流れる時間…そんな優雅な雰囲気を今回の特集で少しでも感じてもらえたら幸いです。
◆三菱一号館美術館「Cafe 1894」

表紙の撮影で伺ったのが「三菱一号館美術館 Cafe 1894」でした。
雨が醸し出すしっとりとした雰囲気の中、取材を敢行。
対応してくださったのは、広報課の村田さん。広報の業務から取材の応対だけでなく同美術館のHPまで作っているという、バイタリティーあふれる方です。

「各スタッフそれぞれがスペシャリストです」と村田さん。
「三菱一号館美術館」は1894年にイギリス人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、この辺りでは初めてのオフィスビルだったそう。
かつては銀行だったという店内はクラシックな雰囲気。当時を再現した建物の中で、ノスタルジックな空気に浸れます。
建物自体は老朽化のため昭和43年に解体され、2007年に美術館として、カフェと同時にオープン。特徴的な太い柱は、保存されていた昔の柱を、3人の彫刻家が模様まで忠実に再現したそうです。
美術館を訪れる人はもちろん、この建築物を見るために来館される方も多いとか。さらに天井までは8メートルあり、メンテナンス時は工事のように足場を組みほこりを払うそう。

この天井高!他のお店にはない迫力です
採光のために窓が大きいのも特徴です。窓には取り壊される前の新丸ビルのガラスを使っていて、今のガラスとは違う波やゆらぎのようなものを感じられ、通した景色が非日常的な雰囲気になるんだとか。とてもステキです。
また、夜はお酒も楽しめるのが、ここの良いところでもあります。夜には近くの会社員の方がお客さんとなり、ビールも500円からと、この辺りでは手軽な価格。
こんなお洒落なところで忘年会などぜひしたいものです。
そしてもう一つスペシャルなものがあります。
美術館がお休みのときと月曜日だけ提供している裏メニュー「幻の1,000円ランチ」は、付近のOLさんにも密かに人気。
村田さんに、「Cafe 1894」の良いところは?と尋ねると、
「ここの特徴は、日によって店内の様子が全然違うことですね。天気の良い日には大きな窓から木漏れ日が差し込んで来るし、雨の日には、窓ガラスを通して独特の雰囲気が感じられて落ち着けます。天気や四季の移り変わりを感じられる場所です」
とのこと。気になった方は、ぜひ自分の目で確かめてくださいね。
●Cafe1894
◆カフェレストラン「セーヌ」
さて、お次に伺った東京富士美術館では、その日ちょうど「ミュージアムキャラクターアワード 2013」の表彰式が行われていました。
全国の美術館のキャラクターの中で、東京富士美術館のイメージキャラクター「ガオー&ミュー」がなんと一位に選ばれたそう。
オスとメスの2匹のライオンで、北欧の絵本のような可愛さの中にもアートの香りがするキャラクターです。
さて表彰式が終わり、いよいよカフェレストラン・セーヌへ。
この店内、とにかく可愛らしいんです!壁は「キャラメル」をイメージした組み木のような造りになっていて、美しい曲線のイスと天井から吊るされたクローバー型のランプなど、メルヘンでナチュラルなイメージ。
特に緑に囲まれたテラス席は、天気の良い日に人気だそう。

セーヌさんでは店長の加茂さんが、お忙しい中対応してくださいました。
しかもその日からお店にでた新メニュー「ガオー&ミューのマドレーヌパルフェ」を、その日来場の方のみの特典ということで、ちゃっかりいただいてしまいました。
ワッフルコーンの中にアイスクリームと、ガオーorミューの型押しをされたマドレーヌとクッキーが乗せられた可愛らしいミニパルフェです。

子供が喜びそう、そして来館の際の記念にもなりそうです!そしてもちろん美味しいです(笑)
今回の企画展とのコラボレーションメニューについて伺ったところ、「印象派というと有名なのが「モネ」ですが、モネは料理にも情熱を注いでいた人だったんですね。後世の人がモネが作ったという料理のレシピをまとめた「モネの食卓」という本があり、それを参考にしたり、自分でもネットを見たりしながら、3ヵ月くらい前からレシピに着手しました」とのこと。
「展示で感動されたあと、カフェでもその展示の感動が蘇るような料理を提供したい」という言葉に、アートとお料理両方への強いこだわりを感じました。

店長の加茂さん。仕事への情熱が伝わってくるお話でした!
セーヌでは、企画展中はコラボレーションメニューとして「キノコのパイ包みクラムチャウダーソース仕立て」・「鶏の香草焼き トマトソース仕立て」などのカジュアルランチを提供。スイーツにも力を入れていて、印象派の画家達に描かれた豊かな森やお花畑をイメージした「森のスウィーツプレート」は、お皿の上に印象派展の世界が再現されていて、見ているだけでもわくわくしてしまいます。
これらのメニューは企画展の展示中のみなので、早めのご来館がお勧めです!
またもう一つ加茂さんがお勧めしてくれたのが、常設展示中の水曜日のレディースデー。パティシエ手作りのスイーツに、パスタやサラダ・スープが食べ放題のスイーツブッフェを1,575円で楽しめるんです!(男性も利用できます)
このためだけに足を運んでも後悔なしですね♪
セーヌでは不定期イベントとしてジャズサークルの生演奏も開催されるそう。休日にぜひゆっくりと伺ってみたい、そんなお店でした。
●カフェレストラン セーヌ
http://www.seine-monet.com/seine/
そして今回、残念ながらお邪魔する事ができなかったのが「山種美術館 Cafe椿」。
日本人の「和の心」を存分に楽しめるカフェです。ぜひ、この美術館の特徴である日本画の名作たちを楽しみながら、企画展ごとに新作が出る特製和菓子をお試しくださいね。
●Cafe椿
