日本の畳業界を救え!職人の熱い想いが形になった「いぐさロール」
2012年10月11日
※ この記事は以下の特集取材時のWeb加筆版になります。
→ 特集記事を読む
今回ご紹介した「いぐさロール」ですが、これを製作された方は、山形の畳屋さん鏡畳店の尾形さんという方がデザインされていました。
お会いしての取材は難しいか…と思っていた所、なんとちょうど取材を予定していた週に、どんぴしゃりで関東にいらっしゃるとのこと。
というわけで、い草ロールについてのお話を直接伺うことができました。

取材には、横浜は山手・創業130年の「海老名畳店」に伺いました。
インタビューを読んでいただくと分かるかと思いますが、この「いぐさロール」を作った尾形さんと、その全面的なバックアップをしたという鏡畳店さんは、「畳屋道場」という、簡単に言うと「日本の畳業界をもっと盛り上げよう!」という取り組みを全国でされている畳屋さんなんです。
日本のい草農家は今危機的状況にあります、と尾形さん。というのも、安価に大量生産されている中国の畳にくらべ、農薬に気を使い昔ながらのやり方で「本物の畳」を届けようとしている日本のい草農家さんは、とても苦しい状況なのだそう。
「本当に良い畳は、触れてもらい、時間が経てば分かります」と尾形さんは言います。
畳には階級があり、最高級の「ひのさらさ」は首相官邸や迎賓館などにも使われていて、そういう畳は時間を経て色が変わった後も艶があり、10年以上は持つそう。
い草を生産する農家さんと、それをお客様に届ける畳屋さん。今までほぼ関わる事はなかった両者の間に架け橋を造り、畳屋が農家で実際に農作業をする事で作り手の想いを感じることができる、そんなシステムを作り上げているのが、鏡畳店の鏡社長です。
その気持ちに同調し、「本物の国産の畳を届けたい」と全国の畳屋さんのネットワークが今、作られようとしています。
その取り組みの一部を目にすることができた編集Uは、その想いの熱さにとても胸を打たれました。
インタビューにしきれなかった部分をここで本編より長くつづってしまいましたが、もっと詳しく知りたい!という方は、ぜひ鏡畳店さんの運営するHPをご覧下さい。
畳屋道場HP
さてさて、そんな熱い想いを形にすべく、今日も尾形さんは日本各地を飛び回っている事でしょう。
編集Uも、ご活躍を願っております!

海老名畳店4代目・吉野さん(左)と尾形さん(右)。この日は、昭和音大へい草ロールのベンチを納品するためにいらしたそう。
